辻占 #000131

#000131
そこで私には、街の雑踏ですれちがう人たちが、急にいとおしく思われてくる。この日、この時、そこに、この人たちも私もいた、というだけのことだが、それは世界の広さや地球上の人間の数や天文学的な時間の流れのなかで、なんという偶然の一致だろう。
(「見えない網目(日経新聞)」)