辻占 #001066

#001066
これが、ぼくのきみに対する愛情だ。それでもきみは満足してくれるかい?なぜって、ぼくはそれでじゅうぶんだからだ。この手がきみの肩に触れ、きみがぼくに寄りそってくれるだけで。そして、ぼくがふっと遠くに行きかけたのを感じて、きみが名前を呼んでくれるだけで。
(「エンダーの子どもたち〈下〉」)