辻占 #005414

#005414
たったひとりでいたが、恐ろしいと思えるはずの状況も怖くはなかった。うずうずしていた。自分が踏み出す一歩一歩に、時計のほうがためらっているように感じた。
(「クラーケン(下) (ハヤカワ文庫SF)」)