辻占リスト #001140~#001149

#001140
誰かに何かを教えるっていうことは、実は相手に知識を与えるってことではなくて、相手が何を理解していないかを知るっていうことなんですね……。
(「食のほそみち」)


#001141
食べることは、とても楽しいものです。が、楽しそうに見えることの裏には必ずつらいことがあるというのは、どうやら世の常らしいのでした。
(「食のほそみち」)


#001142
会社は自分などいなくても機能する。もしかすると、いないほうが円滑かもしれないとすら思う。
(「暗いところで待ち合わせ」)


#001143
台所の床に立ちすくんだまま覚った。一人で生きていけるというのは、嘘だった。
(「暗いところで待ち合わせ」)


#001144
世界があなたに対して行なった仕打ちを、どうやって慰めていいのか私にはわからない。
(「暗いところで待ち合わせ」)


#001145
そう、長期戦だ。おれがやったのは、非常事態を日常化するための手続きだった。
(「老ヴォールの惑星」)


#001146
「少なくともあんたは善人だと思っていた」
「馬鹿な。私と君の快不快がたまたま一致しているだけじゃないか。私たちに限らず、誰とだってそうだろう」
(「老ヴォールの惑星」)


#001147
興味深い考えです。なかなかにそそられるものがある。倫理にもとると考える向きもありましょうが、真に世慣れた者は、倫理にも柔軟性を残すもの……。
(「タフの方舟1 禍つ星」)


#001148
ほとんどの住民には、完全なプライバシーという贅沢など望むべくもない。だから、プライバシーがあるようなふりを装っとるのさ。
(「タフの方舟1 禍つ星」)


#001149
そのようなものの見方をされますと、ご損ではないかと思うのですが。
(「タフの方舟1 禍つ星」)