辻占リスト #001510~#001519

#001510
馬ッ鹿野郎、歯車嘗めるンじゃねェぞ。歯車が一個外れただけで戦車だって止まるし戦闘機だって墜ちるんだ。
(「文庫版 塗仏の宴―宴の始末」)


#001511
もしも一個人が正解を手にしているならば、そして全体の向いている方向が誤っている確信があるのであれば――その個人は何としても組織を説得すべきであろう。
(「文庫版 塗仏の宴―宴の始末」)


#001512
乱暴ですよ。しかも無謀で粗暴。躰張ってます。
(「文庫版 塗仏の宴―宴の始末」)


#001513
人と人との関係は、多く思い込みで成り立っているのだろう。仮令嫌悪から口をついて出た言葉であっても、親切故の苦言と受け取れば角は立たない。
その逆もあるだろう。
(「文庫版 塗仏の宴―宴の始末」)


#001514
理論武装した罵言程、始末の悪いものはないではないか。
(「文庫版 塗仏の宴―宴の始末」)


#001515
私はそうした制度のようなものの中だけで生きていました。だから正直云って不満など持ちようもなかった。魚は水を意識しませんでしょう。そして水から揚げられて初めて水の存在を知る。
(「文庫版 塗仏の宴―宴の始末」)


#001516
起こってしまった以上、それを起こり得ないことと呼ぶのは論理的に矛盾しているし、起こってはならぬことなどと呼んでしまっては、最早単なる恣意的な解釈に過ぎない。
(「文庫版 塗仏の宴―宴の始末」)


#001517
信頼という言葉の裏には期待がありますでしょう。期待と云うのは無言の脅迫ですから。
(「文庫版 塗仏の宴―宴の始末」)


#001518
まったく物好きに服着せたような人で。
(「文庫版 塗仏の宴―宴の始末」)


#001519
笑わせないでくださいよ。自由がないとか云うんですか。そんなの娑婆だって同じでしょうに。何処だって檻の中みたいなものですよ。
(「文庫版 塗仏の宴―宴の始末」)