辻占リスト #002260~#002269

#002260
人のやることに新しい事柄はないものです。それが世のならいです。
(「日暮らし〈上〉」)


#002261
変人というのは寄るものだ。それも世のならいである。
(「日暮らし〈上〉」)


#002262
結局、人がおまんまを食う手段は限られてるってことじゃねえのか。誰でも、自分のできることしかやりたくねえんだよ。
(「日暮らし〈上〉」)


#002263
「好きとか嫌いとか、そういうことじゃねえな」
「では、何ですの」
「便利だな、うん」
(「日暮らし〈上〉」)


#002264
世渡りは様々だし、その世渡りが生む悩みも様々だ。
(「日暮らし〈中〉」)


#002265
ジジイやババアを転がす力のある者は、ただの穀潰しの女たらしにはなり下がらないものだ。
(「日暮らし〈中〉」)


#002266
「どんな女でも、どんな大年増になっても、どこかに、おぼこ娘の部分を残しているものですわ。女はそういうものなのです」
「そうかねえ」
「殿方が、どんなに枯れたお年寄りになっても、どこかに助平を残しているのと同じことでございますよ」
(「日暮らし〈下〉」)


#002267
そういう必要があれば、主人に嘘をつくのも奉公人の働きのうち、か。
(「日暮らし〈下〉」)


#002268
あたしだったら、どうしても別れなくちゃいられないっていうのなら、亭主の方を追い出すね。
(「日暮らし〈下〉」)


#002269
食べ物は消えものだが、旨いものを食べたときの喜びは残る。
(「日暮らし〈下〉」)