辻占リスト #003360~#003369

#003360
一番始末に悪い感情は何か知ってるかい?そうだ、憎しみなのだ。憎しみを持ったが最後、憎しみの熾火が消えるのを待つしか、安寧は訪れない。が、それはいったいいつのことやら。
(「女神記 (角川文庫)」)


#003361
まあ、いいではないか。世の中は広い。いろいろなところに、様々な美しさを持った女が住んでいて、その魅力は決して比べられないものだ。
(「女神記 (角川文庫)」)


#003362
どこで間違ったのか。誰がどこで。
(「女神記 (角川文庫)」)


#003363
でも、私も死ねばきっと同じですから、これは人間の避けられない運命なのだと思いました。だからこそ、生きているということは、それだけで美しいのです。
(「女神記 (角川文庫)」)


#003364
相手が死んでしまえば、時間を重ねて生きることはできない。死者も孤独なら、生者もまた孤独なのだった。
(「女神記 (角川文庫)」)


#003365
思いは残さない。私は全てを受け入れて充分に生きたから、もういいのだ。素晴らしい女にも大勢会ったし、女たちを愛し、愛されてきた。
(「女神記 (角川文庫)」)


#003366
でも、故郷に帰りたいって気持ちは……どうしようもないものだよ。二度と、あの山河を、なつかしい家族の顔を見られない……一生、ほっかりと炊いた米のご飯を食べられないと思ったら……。
(「天と地の守り人〈第2部〉 (軽装版偕成社ポッシュ)」)


#003367
なにもかもを背負える人なんて、この世にはいないし、だれも傷つけず、だれにとっても幸福な解決なんてものも、きっと、この世には、ありはしないんだよ。
(「天と地の守り人〈第2部〉 (軽装版偕成社ポッシュ)」)


#003368
もはや、迷ったときに、教えを請う人はいない。
お前の考えはまちがっていない。そのまま進めと、はげましてくれる人はいないのだ。
(「天と地の守り人〈第2部〉 (軽装版偕成社ポッシュ)」)


#003369
いつも、身体の芯に疲れがある。いくら眠っても消えることのない、疲れだった。
(「天と地の守り人〈第2部〉 (軽装版偕成社ポッシュ)」)