#003510
この紳士気取りめ。その暇があったら……。
#003511
どんな天才であろうと、対面して言葉を交してしまえば、その瞬間に神様からただの人間に変わる。
#003512
よく考察していないと、答えられない質問ばかりだった。彼自身かなりの知識を持っているので、いい加減なことを言いにくかったが、いい加減なことしかいえなかったように思う。
#003513
傷ついているだろうけど、どうすればそれを癒せるかわからない。
（「ミラー衛星衝突 下 (創元ＳＦ文庫)」）
#003514
生き残りの方法は石になることしか知らず、いまそれが必要だというのなら、大理石にでも花崗岩にでもなってもらおう。
（「ミラー衛星衝突 下 (創元ＳＦ文庫)」）
#003515
こんな屑でもご馳走に思えるのなら、死にそうに飢えているに違いない。
（「ミラー衛星衝突 下 (創元ＳＦ文庫)」）
#003516
今日これから誰かの役に立ちたいのなら、とりあえず疲れたからだを休ませたほうがよさそうだ。
（「ミラー衛星衝突 下 (創元ＳＦ文庫)」）
#003517
そうね、今日は決められない。できるようになるまで先に延ばそう。
（「ミラー衛星衝突 下 (創元ＳＦ文庫)」）
#003518
僕の友人がよくいってましたよ。「目標は高く」って。それでも狙いははずれるかもしれないけど、少なくとも自分の足を撃つことはない。
（「ミラー衛星衝突 下 (創元ＳＦ文庫)」）
#003519
いつも一歩後れをとっていて、行動するのではなく反応している----しかもこれが、この新しい仕事につきものの状態じゃないかと不安でたまらない。
（「ミラー衛星衝突 下 (創元ＳＦ文庫)」）