辻占リスト #003650~#003659

#003650
だが、ひとところにいながら、知らぬうちに思いこみを背負ってしまった己に気づくのはとても難しい。そこで、ときには外に出て、近くに合わせ過ぎたピントを、しばし遠い眺めに譲ってやる。
(「ザ・万遊記 (集英社文庫)」)


#003651
自分で心配事のネタばっか増やしてると、早く老けるぞ。
(「妖精作戦 (創元SF文庫)」)


#003652
死ぬまで他人に恨まれたい方は、人を辛辣に批評してさえおればよろしい。その批評が当たっていればいるほど、効果はてきめんだ。
(「人を動かす 新装版」)


#003653
議論は、ほとんど例外なく、双方に、自説をますます正しいと確信させて終るものだ。
(「人を動かす 新装版」)


#003654
どんなばかでも過ちのいいのがれぐらいはできる。事実、ばかはたいていこれをやる。
(「人を動かす 新装版」)


#003655
病弱の妻が姉妹に出した手紙にこういう一節がある――
「近ごろわたしは、夫のいうように、本当に天使になったような気がしはじめました」。
(「人を動かす 新装版」)


#003656
病んだ心を治すのはその人を思う心だけ。ただ、それが善意たる思いやりだけかといえばそうでもない。邪もまた心だ。
(「シオンシステム[完全版] (ハヤカワ文庫JA)」)


#003657
セオリーの延長線上に発見はないぞ。いつだってねじれの位置に並んでいる。誰にも思いつかないような発想と巡り会え。閃いたら即行動に移せ。
(「シオンシステム[完全版] (ハヤカワ文庫JA)」)


#003658
かつてこのようなことをいった親友がいた。人とはいずれ自分のいるべき場所に行き着くものなのだと。そして今いる場所とは現時点でいるべき場所なのだと。たとえ不遇のもとにおかれても、人とはその中でもっともふさわしい場所に行き着くものなのだと。すべては運命なのだから。
(「シオンシステム[完全版] (ハヤカワ文庫JA)」)


#003659
しかしその服装で頭を下げられても新聞の勧誘ほどの誠意も感じられない。
(「シオンシステム[完全版] (ハヤカワ文庫JA)」)