辻占リスト #000390~#000399



#000390
自分自身の意思がわからないのに、他人にわかってもらえるはずがあるかしら?
(「魔法探偵社よ、永遠に!」)


#000391
たまには、舞台の中央をはずれるのも悪くないでしょ?
(「魔法探偵社よ、永遠に!」)


#000392
何百年生きようが阿呆は阿呆だし、十歳でも聡明なものは聡明だ。
(「熱砂の放浪者」)


#000393
俺には、ひとを信じるも信じないもないのだ。ただ、その人間がどのようにして動くか、その根拠を見切るだけの話だ。
(「熱砂の放浪者」)


#000394
そして、我々には、そうやっておのれの愚かしさのあまりに世界もろとも滅びてしまう権利だって、ちゃんとあるんだよ、おのれの賢さでより高き世界にたどりつく希望と同様にな。
(「熱砂の放浪者」)


#000395
たとえ、それが慈悲深いことに思われようと、相手は何百万人もおるのだよ。そして、そのなかの何人かを拾い上げて救ってしまうことは、かえって、それ以外の何百万人かのうらみをいっそう深くすることになるのだよ、なぜ、あいつらだけが成仏するのだ――という、な。
(「熱砂の放浪者」)


#000396
……誰が止めたの?誰があたしたちの時を止めたの?
(「熱砂の放浪者」)


#000397
いま、もしここで、おのれがやはり死すべき運命の人間であったとわかるとしても、それは俺にとって一つの祝福であるかもしれん。
(「熱砂の放浪者」)


#000398
融通もきかぬし、論理だけで動く。それはわしはとても気に入っておる点でもあるよ。――そのかわり、論理からはずれたことは何があろうと認めてくれぬがな。
(「熱砂の放浪者」)


#000399
人が結婚したり子供をつくったりするのは、自分の年をその手足を使って数えるのに必要だからだ。
(「天国にそっくりな星」)