辻占リスト #003950~#003959

#003950
「それぞれの人を、それぞれの尺度に応じて信頼すればよいのではないでしょうか」
「それは人を正確に測る能力を前提としている。そもそもそれが疑問ではないか」
(「影の王国 下 (創元推理文庫)」)


#003951
背後には不首尾があり、行く手にはおそらく破滅が待っている。
(「影の王国 下 (創元推理文庫)」)


#003952
すべてかゼロか。ならばすべてだ。
(「影の王国 下 (創元推理文庫)」)


#003953
それにしてもこのおれが、何よりも真実を愛するようになろうとは。
(「影の王国 下 (創元推理文庫)」)


#003954
「わたしはあなたの妻になろうとしたわ」彼女はささやいた。「なのにあなたは一度としてわたしの夫になろうとはしてくださらなかった」
(「影の王国 下 (創元推理文庫)」)


#003955
海で嵐にあって船が山のような波にのりあげ、正気の男たちすべてがロープにしがみついて悲鳴をあげているときにも、この男はきっとこのように笑っているのだろう。
(「影の王国 下 (創元推理文庫)」)


#003956
はじめる以上、どこから手をつけるかは問題ではない。
(「影の王国 下 (創元推理文庫)」)


#003957
肯定が意味をもつのは、否定もまた可能なときだけです。
(「影の王国 下 (創元推理文庫)」)


#003958
たとえいまおれが父親になったとしても、完全な頼もしさなど与えることはできない。父がいつも与えてくれたあれは幻にすぎなかった。いつかそれに気づいたとき、おれの子供たちもおれを許してくれるだろうか。
(「影の王国 下 (創元推理文庫)」)


#003959
押し潰すほどの重量で肩に伸しかかっていたものがあったことを、やっと知った。それが消え去ったいまになって。
(「東の海神 西の滄海 十二国記 (新潮文庫)」)