#004810
「神々がもしいるなら、なぜこの世はこんなに苦痛と不正に満ちあふれているのでしょうねえ?」
「あなたのような人がいるからです」
#004811
わたしのような人はいません。わたしがいるだけです。
#004812
男には復讐が必要なのだ。女にわかるものか。
#004813
“これは狂気の沙汰だ”とかれは思った。“だが、敗北より狂気のほうがまし。敗北は死と恥を意味する”
#004814
黙って、坊や。わたしはきみよりずっと年をとっている。だから、いいのだよ……いつ死んでも。
#004815
やっぱ男の子が一緒にいてくれるのってさあ 女の子じゃ埋められない穴が埋まるんだよね~~~
#004816
人々は放っておかれれば、あらゆる種類の事柄を心得顔の微笑に読みこむものだ。
#004817
ここにいるのは何者か。正直な薄らばかか、それとも卑屈な腰巾着か?
#004818
弱いものを憎んだ。特に自分自身の弱さを。恥ずかしかった。恥ずかしさは怒りに変わった。
#004819
役者と猿は喝采を欲しがる。