#004880
わたしの勝利はすべて、手の中で屑に変わる。
#004881
きみを愛することを恥ずかしいとは思わない。恥ずかしいのは、それを隠すためにやってしまったいろいろなことだ。
#004882
太陽が恋しい。そして本も。とりわけ本が恋しい。
#004883
なぜ、ときどきワインを飲んではいけないのか?そうすれば、頭痛が軽くなるのに。しかも、女房はがみがみ女だし、親父はおれを軽蔑しているし、子供たちはなんの役にも立たない。なんのためにしらふでいなくてはならないのか?
#004884
かれが結婚しないでいるのも不思議はなかった。乳を絞ってくれと頼む乳房に取り囲まれていて、どうして牝牛を買うだろうか?
#004885
すべてを完璧にこなせる日は、進歩のとまる日だ、というだろう。
#004886
そうとうにつらそうではあった。だが、それがこの世の定めというものだ。人は生きるために戦わねばならない。
#004887
その忠実さにこそ、危険の芽はある。
#004888
単純な者には単純な誓いを。
#004889
「考えすぎる者は、えてして行動を怖がりがちなもの」
「怖がりなのと慎重なのとはちがうぞ」