辻占リスト #005000~#005009



#005000
あなた、眼があるんでしょう?耳があるでしょう?そこにあるものを目を開いて耳をそばだててちゃんと受け止めていれば、分かることだってたくさんあると思わない?
(「図南の翼 十二国記 (新潮文庫 お 37-59 十二国記)」)


#005001
「……あたし、そういう人は好きじゃない」
「そうか……」
「ずっと一緒だったから、一緒にいるのが当たり前だったし、ほかの人より恵まれた暮らしをさせてくれた恩を感じないわけじゃないけど」
(「図南の翼 十二国記 (新潮文庫 お 37-59 十二国記)」)


#005002
オレはまだ、この両親に慣れられない。
二人とも、いわゆる奇人変人の類ではない、はずだ。
(「小暮写眞館(上) (講談社文庫)」)


#005003
何ごとも、瞬発力より持続力。そして持続力をつけるのは、瞬発力を鍛えるよりも、はるかに難しい。
(「小暮写眞館(上) (講談社文庫)」)


#005004
こんなこと教わっても一生使い道がないと思ったものだけど、聞いておいてよかった。
(「小暮写眞館(上) (講談社文庫)」)


#005005
外道に外道の愉悦あり。
(「小暮写眞館(上) (講談社文庫)」)


#005006
あそこのおばあちゃん、もう人間より神様に近くなってるからね。
(「小暮写眞館(上) (講談社文庫)」)


#005007
「父さん母さんに言いつける気なら、いいよ、やってみな。お兄ちゃんにも考えがある」
そういう脅しをかけるとき、人は何も考えていないものである。
(「小暮写眞館(上) (講談社文庫)」)


#005008
家族や血族にとっての「行事」というものは、その家族や血族の土台の部分に埋まっている地雷を露わにする絶好の機会である。
(「小暮写眞館(上) (講談社文庫)」)


#005009
包み紙をとかないうちは、どんなプレゼントも豪勢に見える。
(「小暮写眞館(上) (講談社文庫)」)