辻占リスト #005090~#005099

#005090
お詫びに伺います、というのは迂闊を踏んだ側が条件反射的に切りたがるカードだが、実際のところは詫びる側が誠意を示したいという自己満足でしかないことが多い。
(「ヒア・カムズ・ザ・サン (新潮文庫)」)


#005091
僕も初めてお会いしたときは熱意しかない小僧っ子でした。
(「ヒア・カムズ・ザ・サン (新潮文庫)」)


#005092
強烈に憎まれることと強烈に愛されることは裏表だ。
(「ヒア・カムズ・ザ・サン (新潮文庫)」)


#005093
ずるをしていることは後ろめたいが、ずるをしなければ自分は一人前の仕事はできなかったのではないのか――
(「ヒア・カムズ・ザ・サン (新潮文庫)」)


#005094
「どうせあたしは一生懸命やるしかないのよ、それしか能がないんだから」
どうせって言うなよ。
俺はお前の一生懸命なところをこんなに眩しいと思ってるのに、その枕詞にどうせってつけるなよ。
(「ヒア・カムズ・ザ・サン (新潮文庫)」)


#005095
さすが石橋の非破壊検査人、穿つわねぇ。
(「ヒア・カムズ・ザ・サン (新潮文庫)」)


#005096
仕事じゃなかったらどんな顔していいか分かんないや。
(「ヒア・カムズ・ザ・サン (新潮文庫)」)


#005097
表現者という生き物は生まれながらにして歪んでいるのだ、と思った。
(「ヒア・カムズ・ザ・サン (新潮文庫)」)


#005098
お前が俺を裏切ったりするわけないじゃないか。お前に裏切られたら俺はこの世に信じられるものなど一つもなくなる。そんなことになったら世を儚んで命を絶つしかないが、それはそれで簡単な決着だからやっぱり俺が悩むこともない。
(「ヒア・カムズ・ザ・サン (新潮文庫)」)


#005099
自分の才能を使うことでしか家族への愛情を表現できないのだ。
(「ヒア・カムズ・ザ・サン (新潮文庫)」)