#005570
どうか、しばらく隠れていなさい。悪いことは言いませんから。たとえ行いは正しくとも、流れにさからえば潰される。行いの正しさに驕らないで、流れが変わるまで辛抱なさい。
（「聖なる怠け者の冒険」）
#005571
虫は火に向かって飛ぶ。私は冒険に向かって飛ぶんです。
（「聖なる怠け者の冒険」）
#005572
「なにそれ、すごいマトモじゃないですか」
「きわめてマトモですよ僕は。何を言っているんだね。君は！」
（「聖なる怠け者の冒険」）
#005573
「君は僕の偉大さに気づいていないから……」
「自分が偉大ではないという可能性は考慮しないんですね」
（「聖なる怠け者の冒険」）
#005574
僕は比較的重要でない人物だと思うけどな、世の中全般において。
（「聖なる怠け者の冒険」）
#005575
「酔ってません、ちっとも！」
「酔ってないって言い張る人は酔ってるもんだよ」
「そんなら、わたし、酔ってる。酔ってるるるー」
（「聖なる怠け者の冒険」）
#005576
好きなことに没頭しているとき、人は幸せになる。幸せの極みにあるとき、しばしば人は阿呆になる。
（「聖なる怠け者の冒険」）
#005577
「少しは緊張感を持ちたまえ、この怠け者め」
「我々は人間である前に怠け者です」
（「聖なる怠け者の冒険」）
#005578
「いずれ私は死ぬんだぞ。こんなところで何をやってる？」
そのときほど、その問題がまさに手で触れられるようにそこにある、と感じたことはなかった。
（「聖なる怠け者の冒険」）
#005579
正義の味方だから怠けてはいけないなんて、いったい誰が決めた？
（「聖なる怠け者の冒険」）