#005600
すべてはまず基本動作から。そして基本動作は理屈から。
#005601
寸暇を惜しむようにのんびりする。考え事でもしているのだろうか。
#005602
おまえは重症の無知だ。その病を治してやりたい。しかし教えれば教えるほど、おまえは知らないことが増える。
（「道を視る少年(上) (ハヤカワ文庫SF)」）
#005603
まだ知らないことをなぜ知る必要があるかをおまえはまだ知らない。
（「道を視る少年(上) (ハヤカワ文庫SF)」）
#005604
情報がたりない。それが人間の知識の悲しむべきところだ。どれだけわかったと思っても、将来は見通せない。
（「道を視る少年(上) (ハヤカワ文庫SF)」）
#005605
人は正しくあろうとしても、なかなか正しくなれないものだ。ましてそうあろうと努力する者は少ない。
（「道を視る少年(上) (ハヤカワ文庫SF)」）
#005606
こうやって人は策におぼれるのさ。敵の策を見破ったと思って、他の策を警戒しなくなる。
（「道を視る少年(上) (ハヤカワ文庫SF)」）
#005607
「わかってる」
「わかっておられるとわかっています。わかっておられるとわかっていることを、あなたはわかっておられる」
（「道を視る少年(上) (ハヤカワ文庫SF)」）
#005608
それは皮肉ですか？それとも精神機能の喪失ですか？
（「道を視る少年(上) (ハヤカワ文庫SF)」）
#005609
まだ笑えない。しかし最悪の出来事を冗談にして笑うのは、気持ちを整理して乗り越える役に立つ。
（「道を視る少年(上) (ハヤカワ文庫SF)」）