辻占リスト #005790~#005799

#005790
信用されたいなら、まず、こちらが相手を信用しなければならない。
(「深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)」)


#005791
「熱意に満ちた、真っ直ぐな性格なんですね……」
「あれは美点というよりも欠点だ。真っ直ぐ過ぎて融通がきかん。己の正義に従い、それに殉ずることに喜びを覚える大人になってしまった」
(「深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)」)


#005792
息子は、そういう社会常識が通用しない場所で闘ってきたんだ。そういう人間は、ときとして社会の常識が孕んでいる無神経さを見抜き、極度に嫌う――。
(「深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)」)


#005793
寂しかったら誰でもいいから頼りなさい。おまえは強い子だから、いつもひとりで頑張ってしまう。でも、それはとても危険なことなのよ。
(「深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)」)


#005794
他人を信じて、心の底から愛して、自分だけでなく、他人を救うことも忘れないで。人間にとって最も尊いことは何か、いつも、それを問い続けておくのよ……。
(「深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)」)


#005795
重い。重過ぎる。
おれは、こんな課題を背負えるほど、りっぱな人間じゃない。
(「深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)」)


#005796
正しい行為で孤立するなら、自ら進んでそれを受け入れよう。それが彼の出した結論だった。心の強い人間にありがちな到達点だった。
(「深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)」)


#005797
双方の立場が見えるということは、自分がどちらの立場にもいないということだ。
(「深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)」)


#005798
「あんまり心配しないほうがいいよ。禿げるから」
「禿げるのは嫌だな……」
「気楽でいるのが一番だって」
(「深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)」)


#005799
「いまでも、頭ん中で父ちゃんの声が響くんだ。まだ生きてるみたいに」「おれたちの名前を呼ぶんだ。その声が消えてくれない……」
(「深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)」)