辻占リスト #005910~#005919

#005910
彼にも、誰かに信じてもらい、共に闘ってもらう経験が必要なんだ。どんな罰則や教育より、それがいちばん必要なんだ。彼にとって、これはたぶん、最大で最後のチャンスなんだと思うよ。
(「ソロモンの偽証: 第II部 決意 下巻 (新潮文庫)」)


#005911
ただ赤面することと、赤面していると自分で気づいていてなお赤面してしまうことは、意味が違う。
(「ソロモンの偽証: 第II部 決意 下巻 (新潮文庫)」)


#005912
バカバカしくなって、この世からオサラバしたくなる。自分の命には、価値なんてないのだから。だってこの世には人間が溢れかえっている。意味のない生があり余っている。
(「ソロモンの偽証: 第II部 決意 下巻 (新潮文庫)」)


#005913
だけど、嫌なヤツだから本当のことなんか言いっこないと決めつけるのは間違いだ。
(「ソロモンの偽証: 第II部 決意 下巻 (新潮文庫)」)


#005914
人間はときどき、途方もなく愚かになる。
(「ソロモンの偽証: 第II部 決意 下巻 (新潮文庫)」)


#005915
ほかの手段はないと思い込んでしまうような隘路にはまり込んでいたんだろうよ。
(「ソロモンの偽証: 第II部 決意 下巻 (新潮文庫)」)


#005916
味方がいない。ていうか味方を欲しがらなかった。だからああいう局面になると、根も葉もない中傷でも、けっこう応えたんじゃないかな。なかったことをなかったと立証するのは、ホント難しいからね。
(「ソロモンの偽証: 第II部 決意 下巻 (新潮文庫)」)


#005917
でも、あたしだったら、あたしだったらって考え方をしてちゃいけないんだね。人それぞれなんだもん。
(「ソロモンの偽証: 第II部 決意 下巻 (新潮文庫)」)


#005918
舌先三寸とはこのことだろう。
「――それで通った?」
「問題なし」
いや、大いに問題だと思う。
(「ソロモンの偽証: 第II部 決意 下巻 (新潮文庫)」)


#005919
人間は、どんなことだってやらかす。夫婦や親子の情だの、社会の規範だの世間の常識だの、そんなものが吹っ飛んでしまう瞬間が、人間にはある。
(「ソロモンの偽証: 第II部 決意 下巻 (新潮文庫)」)