辻占リスト #006140~#006149

#006140
人間ができることには限りがあり、大体の者はこの次の食事か、せいぜい明日の朝食を手に入れるていどのことしか考えていない。大昔に裸で棍棒を握っていたころからそうだったし、今でもそうだ。
(「天冥の標VIII ジャイアント・アーク PART2 (ハヤカワ文庫JA)」)


#006141
自分には失われていることがわからず、取り戻せるかどうかもわからないものを、再び手にしようとする。
今やらなければならないのは、多分それなのだ。
(「天冥の標VIII ジャイアント・アーク PART2 (ハヤカワ文庫JA)」)


#006142
どうして、と考えても言葉で語れるような立派な理由は出てこない。ただ、自分がすべてに背を向けて明日の食い物だけを心配するような人間では、ありたくないからだ。
(「天冥の標VIII ジャイアント・アーク PART2 (ハヤカワ文庫JA)」)


#006143
「……まあ、言われてみれば、なんらかの理由はありそうだな」
「愛の力や偶然などでないのは間違いないと思う」
(「天冥の標VIII ジャイアント・アーク PART2 (ハヤカワ文庫JA)」)


#006144
「これは親切でもなければ好意でもないので」
「純粋に必要性あってのことだとしても、嬉しいわ」
(「天冥の標VIII ジャイアント・アーク PART2 (ハヤカワ文庫JA)」)


#006145
あのときはわけのわからない話だと思っていたが、今は世界のほうがわけがわからなくなってしまった。
(「天冥の標VIII ジャイアント・アーク PART2 (ハヤカワ文庫JA)」)


#006146
速さは時として何にも勝る。それは後手に回った人間を浮足立たせ、判断力や実力そのものを減殺する。
(「天冥の標VIII ジャイアント・アーク PART2 (ハヤカワ文庫JA)」)


#006147
どこまでが運命で、どこからがおのれの意志か。そんな話はできん。結果論だけだ。
(「天冥の標VIII ジャイアント・アーク PART2 (ハヤカワ文庫JA)」)


#006148
どんなときでも耳と目をよく使え。頭は放っておいても耳と目についてくる。
(「機龍警察 火宅 (ハヤカワ・ミステリワールド)」)


#006149
「本当に嫌かどうか、自分でも分からないことだって、あるんじゃないすか」
好き嫌いの感情はそんなに単純じゃない。
(「ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)」)