辻占リスト #006480~#006489

#006480
峠を登るとき、遠目には低くとも、ふもとに来れば高さがわかる。実際に登り始めれば、頂は見えないほど高くなる。
(「光圀伝」)


#006481
身を天地に食わすのは、老いてからでようござる。長生きせねば学問も詩歌も楽しめませぬぞ。
(「光圀伝」)


#006482
学んだことを正しく執筆するのは、想像するよりも困難なことです。よほど厳しく勉学に励んだのでしょう。見習いたいものです。
(「光圀伝」)


#006483
見出された義を信ずることは、ときとして信仰にも似た心持ちとなる。
(「光圀伝」)


#006484
訊くな。今はな。言えるようになるまで、長生きしてくれ。
(「光圀伝」)


#006485
焦慮は疲弊を、疲弊は誤謬を招きますな。
(「光圀伝」)


#006486
私自身が見出した義です。いかなる書も人も関係ありませぬぞ。それとも父上は、誰かの助けを得ねば、私にはどのような考えも抱けぬとお思いですか。
(「光圀伝」)


#006487
容色によって愛される女性は、いつかその容色の衰えとともに愛情すら失うことがあるだろう。だが徳をもって愛される女性は、愛情を失うことがない。たとえ美しい錦の袋であっても、中身が糞土であれば、誰がそれを手に取るだろうか。
(「光圀伝」)


#006488
話がかみ合っていないというより、こちらが放つ言葉が、次々に柔らかな虚空へ放り込まれてゆく感じだった。
(「光圀伝」)


#006489
大切な者が訪れては消える。そんな繰り返しに耐えられるものか。たとえそれが世の常だとしても、想像するだけで悲痛に襲われた。
(「光圀伝」)