#006490
果たして、このような体験をした人間は、昨日までの自分と、同じ人間であり続けられるのだろうか。
#006491
先達の存在は道標だった。決して道を塞ぐものではなかった。
#006492
死を覚悟した病者や怪我人に、生きろと命じることほど残酷なことはない。
#006493
傍にいると、言うたであろうが……!
#006494
死を知る者ほど、よく生きようとする。
#006495
君主の務めは、いわば用事を作ることにある。
#006496
どれほどの駿馬であっても、使いすぎて潰せば駄馬となる。
#006497
力めば苛立つ。なかなか育たないことに苛立っては、人材を畏縮させ、あるいは憔悴させ、せっかくの芽を潰してしまいかねない。
#006498
感心はするが、共感はできない。いや、共感してはならない。
#006499
刀くらいで、女の心が斬れるとお思いにならないで下さい。祟られますよ。