#006570
突破口にどう対処するかで、成功まで駆け登ることもあるし、どぶ浚いの作業員に追い落とされることもある。
（「大尉の盟約〈下〉 (創元SF文庫)」）
#006571
男は自らをよく知るべきだと思うね。
（「大尉の盟約〈下〉 (創元SF文庫)」）
#006572
そうだな、最初に見て思ったより興味深いものであることはわかったよ。わたしがきみらより知っていることなんて、どうすればわかるんだね。それはじつに哲学的な質問だ。
（「大尉の盟約〈下〉 (創元SF文庫)」）
#006573
いつも不思議に思っていたんだが、なぜ誰も、たくさん恋人がいればたくさんの別れが必然だってことをいわないんだろう。
（「大尉の盟約〈下〉 (創元SF文庫)」）
#006574
結婚しているのがどんなに気楽なものか知ってさえいれば――結婚するのはその反対だけど――何年も前にしていただろう。
（「大尉の盟約〈下〉 (創元SF文庫)」）
#006575
若い時ほど野心的ではないのさ。エネルギーもないし。いかれてもいないしな。
（「大尉の盟約〈下〉 (創元SF文庫)」）
#006576
おまえのためにできるかぎりのことをしてあげたいけど、ヒントをくれないとどうしてほしいのかわからないよ。
（「大尉の盟約〈下〉 (創元SF文庫)」）
#006577
そもそもわたしが何を知っているかあなたは知らないのに、私が知らない何かを知ってるなんてどうしたらいえるの？
（「大尉の盟約〈下〉 (創元SF文庫)」）
#006578
それは修辞学的指摘であって、血の通った示唆じゃない。
（「大尉の盟約〈下〉 (創元SF文庫)」）
#006579
死にそうなときに叫んでも役には立たない。手から血が出るほど壁を叩いても……役には立たない。
（「大尉の盟約〈下〉 (創元SF文庫)」）