辻占リスト #007070~#007079

#007070
わずかなことによろこびを感じながら、歩きはじめた道を最後まで歩くしかない。
(「狐笛のかなた (新潮文庫)」)


#007071
……わたくしは、すでに、その道の上におります。
(「狐笛のかなた (新潮文庫)」)


#007072
心にからみついている思いを放っておいたら、きっと、いつまでも、このもやもやは消えない。
(「狐笛のかなた (新潮文庫)」)


#007073
何年も何事もないと気がゆるんだんだろうね。雨漏り穴は、漏ってはじめて気づくもんだしね。
(「狐笛のかなた (新潮文庫)」)


#007074
──見ることは、見られること。使うことは、使われること。
(「狐笛のかなた (新潮文庫)」)


#007075
こういうことは、ふしぎと、傍目から見た方がわかるってこともあるのよ。
(「狐笛のかなた (新潮文庫)」)


#007076
どうしようもない思いって、あるよね。その思いを守るために、人から見たら、ばかだなぁと思うようなことをしてしまうことも、あるよね。
(「狐笛のかなた (新潮文庫)」)


#007077
たくさんの人たちの、怨みも、憎しみも、哀しみもわかる。どうしようもなく、もつれてしまっているこんな糸玉、もうだれにも解くことなんてできないだろう。
(「狐笛のかなた (新潮文庫)」)


#007078
──怨んでも、時はもどせません。この先を、変えることしか、わたしたちにはできない……。
(「狐笛のかなた (新潮文庫)」)


#007079
発想さえできれば、あとはコンピュータ(あるいは部下)が計算してくれるだろう。
(「「考えなしの行動?」訳者まえがき」)