辻占リスト #007220~#007229



#007220
だが頭の端っこの方で何かが引っかかり続けている。どうやら自分は、そのことについて話したいらしい。だがいったい何を話そうというのだろう。
(「十二人の死にたい子どもたち」)


#007221
早く眠りたい。二度と目覚めないほど深く。
(「十二人の死にたい子どもたち」)


#007222
このコウモリは意外にすばしこい。自分の態度を変えることに何の疑問も持たず、より良い相手の側につく。かといって彼女を責める気もなかった。そういう人間がこの場にいるということを許容してやればいい。要は、無視していればいいのだ。
(「十二人の死にたい子どもたち」)


#007223
「みんなに夢とか愛とか届ける役目を捨てないで!」
「これ以上、私に下らない幻想を押しつけないで!」
(「十二人の死にたい子どもたち」)


#007224
誰かが自分にとって邪魔であり、しかもその人物の弱点に見当がつくやいなや、容赦なく、巧妙に、徹底的に、攻撃してやれ、と心が叫び始めるのだ。
(「十二人の死にたい子どもたち」)


#007225
そのとき、たまたま不幸がそこにあって、それに出くわした。ある日、僕の体の中に病気が出現したように。単に、それだけのことなんだよ。
(「十二人の死にたい子どもたち」)


#007226
患者にとって死は終わりだけど、家族にとって死は始まりなんだ――ひとりが欠けた毎日の。
(「フラジャイル(7) (アフタヌーンKC)」)


#007227
私は、価値観の違う人間に批判されたときにはいつも「この人はウンコを食うタイプの人なんだ」と思うようにしている。すると、「ウンコを食う人なら仕方ないか」と、みるみるうちに怒りが消えていくのだ。
(「深爪式 声に出して読めない53の話」)


#007228
だいたい、満たされた人間はいちいち外野にアピールする必要がないのだ。
(「深爪式 声に出して読めない53の話」)


#007229
ババアにはネガティブな感情を維持するだけの体力がないのである。
(「深爪式 声に出して読めない53の話」)