俺たちの、人生の一番美しかったときって、もう終わっちまったんだろうか?これから先は、じじいになって、いやなことばかり増えていって――そうして、つらいことばかりになるんだろうか?あんたもそういう気がするか?それともそれは俺だけか?
それに俺――思い出してみて、そんなに昔って、幸せだったのかと思ったら、結局そうでもねえなあ、って思ったこともあるんだよ。昔ったって、いろいろあったけど――どのときも、俺はいつも、野望ばかりふくれあがっていて、いろんなことがあって、いろんなやつがいて――あのときのやつらも、このときのやつらも、結局みんないなくなっちまった。それをいまだに俺は――ときたま思い出すよ。そうするとなんだか気が狂いそうになる。みんな、いっちまった――いなくなっちまった。いまはたまたま別の連中に囲まれてる。だけど、そいつらもきっといまにいなくなる。いまにきっといっちまう――そうして、また違う連中がきて――俺は、いつまでそうやってるんだろう?いったいいつまで、こうやってるんだろう、俺はどこまでゆくんだろう――どこまでゆけばいいんだろう。俺が――俺がやすらぎを得るのは、いったいどこで、誰のもとでなんだろう――って。