辻占リスト #002350~#002359



#002350
相変わらず変人だ。磨きがかかってしまった。
(「風の邦、星の渚―レーズスフェント興亡記」)


#002351
ずっと君を思っていたんだ。同情なんかじゃない。同情でこんなに苦しいわけがあるか。
(「風の邦、星の渚―レーズスフェント興亡記」)


#002352
彼に出来ることは、前夜までにすべて済ませたし、そうでないことはこれから起こるのである。今はただ、こうして目立つところに立っているのが務めなのだ。
(「風の邦、星の渚―レーズスフェント興亡記」)


#002353
無料時代には閉鎖空間の必要はない。
(「きまぐれ博物誌 続 (2) (角川文庫 緑 303-6)」)


#002354
だが、神聖さの失われたところ、背徳の刺激もないのである。
(「きまぐれ博物誌 続 (2) (角川文庫 緑 303-6)」)


#002355
なんだか世の中に美人が少なくなったようだなあ。美少女なんてのも、むかしはもっとたくさんいたような気がするが、このごろ、とんとお目にかからない。
(「きまぐれ博物誌 続 (2) (角川文庫 緑 303-6)」)


#002356
何事も、勝ちすぎるのはよくないんです。ほどほどが一番。
(「ジェネラル・ルージュの凱旋(上) (宝島社文庫)」)


#002357
オリジナルを知らない人間の物真似を、果たして物真似と言ってよいものなのだろうか。
(「ジェネラル・ルージュの凱旋(上) (宝島社文庫)」)


#002358
こういうのは“厄年”ではなくて“怠け者の節句働き”っていうんです。普段あまり働かない人は、普通の人がお休みする時期に働く、という江戸時代のお洒落な表現です。
(「ジェネラル・ルージュの凱旋(上) (宝島社文庫)」)


#002359
「今日は冴えてるわ」
「滅多にないくらい酷使されているので、脳細胞のブレーキが壊れたんでしょう」
(「ジェネラル・ルージュの凱旋(上) (宝島社文庫)」)