#005400
きみは知っている。きみ自身すら知らないことを。
（「クラーケン(上) (ハヤカワ文庫SF)」）
#005401
おれよりずっと若いってことは、違法行為と見なすべきだな。
（「クラーケン(上) (ハヤカワ文庫SF)」）
#005402
もとの吐き気にさらに加わってきた、このむかつき感はなんだろう？と敏感な者は考える。この新たな気持ちの悪さ、新たな寒けはなんなのだろう？ああ、そうだ、と彼らは気づきはじめる。これがそうだ。これは恐れだ。
（「クラーケン(上) (ハヤカワ文庫SF)」）
#005403
早足で動け、だけど走るな。
（「クラーケン(上) (ハヤカワ文庫SF)」）
#005404
「殺しはおれたちの仕事じゃない、おれたちは略奪者じゃない、そうだな？だけど必要なときもある」天国を守るために地獄を解放する、そんなたぐいの屁理屈だ。
（「クラーケン(上) (ハヤカワ文庫SF)」）
#005405
口を閉じて、目は開けて、見て知って、敬意を示せ。
（「クラーケン(上) (ハヤカワ文庫SF)」）
#005406
私はここにいる。そんなことは、誰がやるものか。
（「クラーケン(上) (ハヤカワ文庫SF)」）
#005407
つまりあなたが提案したいのは、あたしにさらに別の仕事をやれってこと？
（「クラーケン(上) (ハヤカワ文庫SF)」）
#005408
今やおれが教会だよ。破門されやがったのはきさまら全員なんだよ。
（「クラーケン(上) (ハヤカワ文庫SF)」）
#005409
「なんと言ったんだ？」
「考えさせてくれって言った」
「それでどう考えたんだ？」
（「クラーケン(上) (ハヤカワ文庫SF)」）