#007090
孤独とはほかとの交流を絶つこと、他人がいないこと、それ自体で満ち足りている自我のことだ。
#007091
いかなる行動も、行動を起こせば中立性に問題が生じるものです。
#007092
弱者は、空気や水を知っているようにアイロニーを知っているものだ。
#007093
自分は干渉すべきだ、なにかすべきだ。ではいったいなにができるのか?
#007094
そういう自信たっぷりの外見だけでも、ときには目的を果たせるものだ。
#007095
彼はいつも情報を手に入れ行動を起こすことを生きがいとしてきた。なにも知らされず、手も足も出ない、精神的にも肉体的にも無能な自分にすっかり参っていた。
#007096
破壊は神の役にたつが、神そのものではない。
#007097
だがあのとき神はいなかった、いまもいないように。
#007098
恋の詩を書くために、ひとと恋をする必要はないと彼女は思う。たぶんじっさいに真剣な恋をしたら、それは詩作の妨げになるだろう。
#007099
生命はすべて危険にさらされている、外から、内から。