辻占リスト #007200~#007209



#007200
いったん気になり始めると、どうしても見ちゃうんですよ。見れば見るほど、それがへんなものに見えてくるの。そういうことってありませんか?私がへんなんですかね?
(「夜行」)


#007201
しかし日常的な眺めだからといって、それが平凡なものであるとはかぎらない。
(「夜行」)


#007202
「そろそろ休んだほうがいい」
「そうだね。ひと区切りつけば──」
その区切りは彼の死によってもたらされることになった。
(「夜行」)


#007203
たとえ絵の中の相手でも恋は恋でしょ。
(「夜行」)


#007204
しかし無事に帰ってこられない可能性もあったわけだ。
(「夜行」)


#007205
一切を悲劇ととらえれば、解決は見い出せません。
(「冲方丁のこち留 こちら渋谷警察署留置場」)


#007206
喜劇こそ、ものごとを覆し、どれほど強固な現実であっても変えることが可能である、ということを教えてくれるのです。
(「冲方丁のこち留 こちら渋谷警察署留置場」)


#007207
「こりゃ笑うしかない」と思うとき、人は、それに耐えようと身構えるのではなく、より良くするにはどうしたらいいか、という思案を芽生えさせているものです。
(「冲方丁のこち留 こちら渋谷警察署留置場」)


#007208
人間、強いエリート意識を持って閉鎖社会に入ってしまうと、あまりいいことにはなりませんからね。
(「冲方丁のこち留 こちら渋谷警察署留置場」)


#007209
「帰ったら休みなよ」
「そうしたい」
そうする、と言い切れたらどんなにいいか。
(「天冥の標IX PART2 ヒトであるヒトとないヒトと(ハヤカワ文庫JA)」)