#007300
一発を狙うのは、きみの悪い癖。
(「世界の終わりの壁際で (ハヤカワ文庫JA)」)
#007301
「私が生きていたのは、とりたてて死ななきゃならない理由もなかったから」
「何、哲学ぶってんだよ!」
(「世界の終わりの壁際で (ハヤカワ文庫JA)」)
#007302
自分で自分のことを信用できなくなってるのに、信用していいか、だって?
(「世界の終わりの壁際で (ハヤカワ文庫JA)」)
#007303
きみらは正しい。論理的でも、理性的でもないが、きみらの決断が正しいと、私も信じる。
(「世界の終わりの壁際で (ハヤカワ文庫JA)」)
#007304
失われかねなかった可能性を見た気がしたの。
(「世界の終わりの壁際で (ハヤカワ文庫JA)」)
#007305
熱意さえあれば、金など障害にはならない。
#007306
目をしばたたき、とろんとした酔眼を物体に据える。眼球からビールがにじみ出すのが見えるようだった。
#007307
数百年ものあいだ、あんたたちはなにも返さずに地球から奪ってきた。
#007308
こっちが考えるほどむずかしいことじゃないかもしれん。そんなことをためしてみようと思うほど頭がいかれてさえいればな。
#007309
善なるものは滅びる。悪は生きながらえる。