#008540
楽観主義を共有できればよかったが、わたしは新しいテクノロジーが人々のいちばんいい面を引き出すとは限らないことを知っている。
#008541
許すことと忘れることとの関係は、そう簡単ではない。わたしたちはたいていの場合、許せるようになるまでに、いくらか忘れる必要がある。
#008542
人間は物語でできている。わたしたちの記憶は、生きてきた一秒一秒の公平中立な蓄積ではない。さまざまな瞬間を選びとり、それらの部品から組み立てた物語だ。
#008543
いまのわたしはもうその男ではないが、その男と連続的につながっていることは否定できない。
#008544
あれを過去のことにするために、わたしは必死で努力してきた。父さんがいい気分になるためだけに、もういちど生き直す気はないの。
#008545
書くことがものごとを明晰に考える助けになることは否定できないが、それは、人よりも紙を信じる理由としては足りない。
#008546
主よ、人前で講演することを退屈な雑用だと見なすほど自己中心的になっていたわたしがあやまちに気づく機会をそれとなく与えてくださってありがとうございました。
#008547
『ほんとうとは思えないほどいいことは、たぶんほんとうじゃない』というのがぼくのモットーなんだ。
#008548
多くの人々は、なんでもかんでもすぐに奇跡に分類してしまうため、奇跡という言葉に値打ちがなくなっています。
#008549
自分がルールを破ったのはわかってるけど、改める必要があるのはあたしの行動じゃなくて、ルールのほうよ。