辻占リスト #008720~#008729



#008720
「いいか、お前が現場指揮しても、俺たちが協力したのはわかるんだよ。一蓮托生だ」
「なら、どうするの?」
「まぁ、俺も人生で一度くらい、英雄になってやるさ」
(「星系出雲の兵站 2 (ハヤカワ文庫JA)」)


#008721
あいつら俺に隠れて何かできると思ってやがる。まぁ、ここは気がつかないふりをしてやるさ。俺には俺の仕事がある。上に立つ人間のな。
(「星系出雲の兵站 2 (ハヤカワ文庫JA)」)


#008722
「君は不愉快な男だな」
「その点では、自分もあんたと同意見だ」
(「星系出雲の兵站 2 (ハヤカワ文庫JA)」)


#008723
それを理解できる程度の知能はあるはずだ、欠けているのは良識と勇気だけだからな。
(「星系出雲の兵站 2 (ハヤカワ文庫JA)」)


#008724
「奇跡なんてありません。この世にあるのは必然だけです。考えが足りない人間が、それを奇跡と錯覚する、それだけです」
「人間は考えの足りない生き物さ、だから奇跡は起こるんですよ」
(「星系出雲の兵站 3 (ハヤカワ文庫JA)」)


#008725
確立のために描いたシナリオに見えるだろう。だが現実は、関係者が小さな思惑を実現するためにとった行動が連鎖反応を起こし、誰も全体像がわからないまま大きな流れになったということだ。
(「星系出雲の兵站 3 (ハヤカワ文庫JA)」)


#008726
業務の引き継ぎというのは、規則とマニュアルに徹するなら不要でもある。決められたことを粛々と進めるなら、業務は進むのだ。
ただ最適解を追求しようとすれば、細かい部分を詰める必要があり、引き継ぎだけで数ヶ月かかる。矛盾するようだがどちらも真実だ。
(「星系出雲の兵站 3 (ハヤカワ文庫JA)」)


#008727
自分は、自分が凡人であることを知っている。
(「星系出雲の兵站 3 (ハヤカワ文庫JA)」)


#008728
なるほど凡人では天才には勝てないかもしれない。だが凡人だとしても、土俵と戦い方さえ間違えなければ、いい勝負はできるのだ。
「まぁ、土俵は選べないけどな」
(「星系出雲の兵站 3 (ハヤカワ文庫JA)」)


#008729
辞職も含めて仕事なら、自分はすべきことをするだけだ。
(「星系出雲の兵站 3 (ハヤカワ文庫JA)」)