#008760
できないね、だけど……そうだね、できないね。だけど。
(「マイルズの旅路 (創元SF文庫)」)
#008761
ほくは二十歳のとき、自分が四十歳になったときのことを想像できなかった。いまだって、八十歳のときのことは想像できません。
(「マイルズの旅路 (創元SF文庫)」)
#008762
そうだな、まあ……もちろんそういうことになるはずだ。いつだってみんな離れていってしまう。
(「マイルズの旅路 (創元SF文庫)」)
#008763
口の動きに間に合うように脳が最高の考えを生み出すとはかぎらない。
(「マイルズの旅路 (創元SF文庫)」)
#008764
忙しく没頭するのはだいたいのところいいことだ。たとえば、狂ったり死んだりするような考えは追っ払える。
(「マイルズの旅路 (創元SF文庫)」)
#008765
もし、ぼくの子どもたちがぼくがほんとうの大人になっていないのに気づいたら、どんなにがっかりするだろうね?
(「マイルズの旅路 (創元SF文庫)」)
#008766
もーろーた。貰ろた。休みを貰ろた。
(「ゴールドういろう 定吉七番シリーズ」)
#008767
賭けに弱い人ほど負けが込んでくると注ぎ込むもんだす。
(「ゴールドういろう 定吉七番シリーズ」)
#008768
そんな楽しい遊びを続けていると、五、六年でダメになる身体が十年もってしまう。運動によって全身に刺激を与え、寿命が延びたとて、この世におもろいことなど何もない。
(「ゴールドういろう 定吉七番シリーズ」)
#008769
集団の中の俊才はこうして多数の愚者に流されていくのである。
(「ゴールドういろう 定吉七番シリーズ」)