辻占リスト #009420~#009429



#009420
姉ちゃんが失敗したからというだけで、おれも失敗することにはならない!
(「灰色の兎、深紅の牝馬、漆黒の豹」)


#009421
恥を思い返し、過去にこだわっていてはなにも手に入らない。
(「灰色の兎、深紅の牝馬、漆黒の豹」)


#009422
あなたたちがどれほど腕前に自信をもっていてもかまわないけど──向こう見ずになるのは、なんの得にもならない。
(「灰色の兎、深紅の牝馬、漆黒の豹」)


#009423
自分の仕事がなぜこんなにも自分にとって大切なのか、それを明確に表現するのが昔から不得意だったのだが、表現してみようと思った。
(「メッセージ」)


#009424
きみはおれが取り組んできたなかで最高の謎だった。愛してるよ。
(「メッセージ」)


#009425
もっとも尋常ならざる状況であることを例外にするなら、われわれはどうやって人を裁くことができるのでしょうか? 穏やかなときには文明的で、秩序のある行動を示すのは容易ですが、人の真の性格は、暗闇と大きなプレッシャーのなかでしか現れません──
(「歴史を終わらせた男――ドキュメンタリー」)


#009426
だれかに怪物というレッテルを貼るのは、その相手が別世界から来た存在であることを意味します。われわれとはなんの関係もない存在である、と。それは愛情と恐怖の絆を断ち切り、われわれ自身の優越性を保証しますが、そうしたところでなにも学ばず、なにも手に入りません。単純ですが、臆病な解決策です。
(「歴史を終わらせた男――ドキュメンタリー」)


#009427
やる気のない『やれば出来る男』は、結局ただのぼんくらですよ。
(「烏は主を選ばない 八咫烏シリーズ 2 (文春文庫)」)


#009428
何に呆れているかは知らんが、酒に罪はないのだ。遠慮せずに飲んだらどうだ。
(「烏は主を選ばない 八咫烏シリーズ 2 (文春文庫)」)


#009429
「お断りします」
考える前に答えていた。ほとんど反射の速度である。
「駄目なのか」
「なんでちょっと意外そうなんですか!」
(「烏は主を選ばない 八咫烏シリーズ 2 (文春文庫)」)