#000960
……この狂気からわたしたちを救うのは死しかないのかもしれない。
（「ドクター・ブラッドマネー―博士の血の贖い―」）
#000961
来ないかもしれない明日のために、何をすればいいのか。
#000962
高度に発達した知性なら環境を自在に手なずけられるのだろうか。
さもなければ、充分に発達した知性は非知性と見分けがつかなくなるのだろうか。
#000963
「くだらない試みだったというの？」
「結果的には」
「試みとは、結果を知らないからするものよ。私はこのことを恥じていないわ」
#000964
相手と距離を保つこと、これもひとつのコミュニケーションだろうか。
#000965
明白な事実に気づくのは、いつも最後の時だ。
#000966
まだやることがある。
語り継いでいかなければ。
この出会いで得たものを、データではなく、自分の言葉で。
#000967
友情を楽しめるのは、世界が明るくて平和なときだ。でも固い友情が生まれるのは、逆境を共有しているときだ。
（「トリポッド 3 潜入」）
#000968
多くの不幸がそうであるように、彼らの不幸もいたって通俗的なものだった。
#000969
名を与えれば恐ろしさは失せる。