辻占リスト #003350~#003359

#003350
そなたは、わたしが、この道を選んだことを嘆くだろうか。――子どものような心で、叶うはずのない夢を追ってしまったと、嘆くだろうか。
(「天と地の守り人〈第1部〉 (軽装版偕成社ポッシュ)」)


#003351
聖なるものは……遠くで崇めるべきものなのだろう。
(「天と地の守り人〈第1部〉 (軽装版偕成社ポッシュ)」)


#003352
ふたりをとりまいているものが、あまりにも大きく複雑すぎて、どうなれば救われるのかさえ、わからない。
(「天と地の守り人〈第1部〉 (軽装版偕成社ポッシュ)」)


#003353
人生とはふしぎなものだ。ふだんは、多くの努力をくりかえし、はてしなく思える長い時を耐えながら、一歩一歩坂をのぼるようにして未来を築かねばならぬのに、ときに、こうして、一瞬でおのれの未来を大きく変える選択をせまられる。
(「天と地の守り人〈第1部〉 (軽装版偕成社ポッシュ)」)


#003354
敵味方に割りきれない部分があるっていうなら、まず、そこから説明してもらおうか。おたがいの立場がはっきりしないうちに、まともな話なんぞ、できるはずがないだろう。
(「天と地の守り人〈第1部〉 (軽装版偕成社ポッシュ)」)


#003355
ここまでがんばったんだ。八方ふさがりだと思うなら、肩の荷をおろすのはわるいことじゃない。だれひとり、あんたを責められる者なんぞいない。――楽になれる道は、あんたの目の前にあるんだよ。
(「天と地の守り人〈第1部〉 (軽装版偕成社ポッシュ)」)


#003356
とある一家の父親も、大袈裟な表情と仕種をもって、子どもたちを笑わせていた。彼だって家族の将来を考えれば不安に違いない境遇の中で、必死に家庭に笑いを届けようとしていた。
父の偉大な姿であった。
そんなに遠くない場所から届いた銃声を、子どもたちの笑い声がかき消していた。
(「100万人が笑った! 「世界のジョーク集」傑作選 (中公新書ラクレ)」)


#003357
「生き物の中で笑うのは人間だけ。それも賢い者ほどよく笑う」
とはユダヤ人の格言。
(「100万人が笑った! 「世界のジョーク集」傑作選 (中公新書ラクレ)」)


#003358
健全な小さな「笑い」の積み重ねこそが、寄る辺ない現世の不条理の中で、新たな歴史を少しずつ養い、培っていく。
そして、笑わない方が、人生は疲れる。
(「100万人が笑った! 「世界のジョーク集」傑作選 (中公新書ラクレ)」)


#003359
悪意とも呼べない、もっと大きな悪意。その前にあって、私は海の底にある黒い小石のような存在なのです。
(「女神記 (角川文庫)」)