#006700
しかし、必要なのは対話だ。価値観の違う者同士が、お互いの主張を理解しようとする試みだ。
#006701
脳に多大な影響を及ぼす薬を飲むということは、俺が俺でなくなるということだ。
#006702
「おかげで胃が破れそうだ。どうしたらいい？」
「適度な飲酒をお奨めします」
（「エクソダス症候群 (創元日本ＳＦ叢書)」）
#006703
気分はむしろ上向きさえした。悲しみたいのに、悲しむこともできない。
（「エクソダス症候群 (創元日本ＳＦ叢書)」）
#006704
知的な患者ほど、自らを客観視し、そのことに苛まれ、苦しむことがある。
（「エクソダス症候群 (創元日本ＳＦ叢書)」）
#006705
悪癖だが、こういうときには役に立つ。
（「エクソダス症候群 (創元日本ＳＦ叢書)」）
#006706
信仰を信仰でしか殺せないように、狂気は狂気によってしか殺せないのだよ。
（「エクソダス症候群 (創元日本ＳＦ叢書)」）
#006707
迷信だ。だが、ここにあるような洞察は、簡単に切り捨ててしまってよいものだろうか？
（「エクソダス症候群 (創元日本ＳＦ叢書)」）
#006708
まるで、自分のいる世界そのものが不具合（バグ）を起こしているようで……。
（「エクソダス症候群 (創元日本ＳＦ叢書)」）
#006709
この最果ての地で、これ以上どこへ逃げて行こうというのか。
（「エクソダス症候群 (創元日本ＳＦ叢書)」）