#008100
「それって、そっちの計画ミスに聞こえるけど」
「その話を蒸し返すのはやめよ」神はうなった。「どいつもこいつも、わたしのせいにしたがる。ならば、自分ですべての世界を造ってみればよいのだ。ただし挑戦は一度きり、いかなる過ちも見過ごしもあってはならん」
#008101
あたしたちは発見者を祝福することがよくある。だけど、ひょっとしたら、あたしたちが誇りに思うべきなのは、発見しなかった者たちなのかもしれない。
#008102
物語がある形で終わらざるをえないからといって、そのように語らなければならないことにはなりません。われわれには選択肢がある。
#008103
ときには、観客が理解しているかどうかより、観客が存在するという事実のほうが大事なこともある。
#008104
この人はあたしの幸せを惨めさだと見なし、あたしの思慮深さを気鬱だと見なし、あたしの願望を妄想と見なしている。人がどれほど自分の見たいものしか見られないのか、おかしなものだ。
#008105
彼はあたしを自分とおなじものにしたがっている。なぜなら自分のほうがよりよい存在だと考えているからだ。
#008106
だが、なにかがほんとうのことだと計算するのと、実際に経験するのとのあいだには、つねに相違があるものだった。
#008107
愛は、どれほど証拠が揃っていようと希望を抱きつづける傾向を持つ。
#008108
「あなたの言葉が……役に立ちました」
「目を覚ましたときの自分の感覚をきみに話しただけだ。すでに自分でわかっていることをほかの人に言ってもらうのが役立つ場合がときにはある」
#008109
きみはひとりじゃない。まあ、より正確に言うと、われわれはみんな揃って孤独なんだ。