辻占 #001740

#001740
悪魔は細かい部分に、つまり生のデータのなかにいる。データの底に隠れているのは小さな糸口ばかりだが、それが直感の悪魔の餌となって、やがて力をつけ太っていって、ときには実際の〈理論〉だとか〈証拠〉にさえも成長することがあるのだ。
(「メモリー 上」)