辻占 #008490

#008490
それらの不満や悩みは、いつも血を流している傷口だった。その血はいつ止まったのだろう。いつ塞がったのだろう。傷跡は残っているし、今も目に見える。でも、痛かったときの記憶はおぼろだ。
(「わたしとワタシ」)

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さよならの儀式
(ISBN: 9784309028071)
¥1,760
在庫あり
河出書房新社
宮部 みゆき