辻占 #008496

#008496
俺は人間を離れてゆく。それでいて、どうしてもどうしてもロボットにはなれない。それが歯痒くて、悔しくて。
俺はときどき、大声で泣き叫びたくなる。
それは実に人間らしく、ロボットはけっしてやらないことだけれど。
(「さよならの儀式」)

さよならの儀式画像
さよならの儀式
(ISBN: 9784309028071)
¥1,760
在庫あり
河出書房新社
宮部 みゆき