辻占 #010458

#010458
言葉は穏やかだが、すさまじい怨みの念が伝わってくる。一つ一つは、耐え忍び、いつか忘却できたかもしれない。だが全てが積み重なったことで、もはや誰の何のせいだという明確な理由すら消え、全てのことがらを怨むということになってしまうようだった。
(「月と日の后」)

月と日の后画像
月と日の后
(ISBN: 9784569850092)
¥2,090
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冲方 丁