#010060
いいかね、町ってのは、本屋がなかったら町とはいえない。町と名乗るのはかまわないが、本屋がないんじゃ、だれもまともな町だなんて思いやしない。
（「アメリカン・ゴッズ 上」）
#010061
近頃は、まるで奇跡のように次々といろんなものが考案される。わしは老いぼれだが、進歩について不満をいうつもりはないよ。
（「アメリカン・ゴッズ 上」）
#010062
話のなかには、心を開いてきくと、あまりに深い傷を負ってしまうものがある。
（「アメリカン・ゴッズ 下」）
#010063
「危険なのか？」
「最悪の事態を考えていると、わたしと同じくらい老けこむぞ」
（「アメリカン・ゴッズ 下」）
#010064
しかし口から出たのは、「おれは死んでない」という言葉だった。
「そうかもしれないけど、生きてるって確信できる？」
（「アメリカン・ゴッズ 下」）
#010065
あたしはね、なんだって信じられるの。あんた全然わかってないでしょ、あたしがどれだけのことを信じられるか。
（「アメリカン・ゴッズ 下」）
#010066
わたしの考えでは、きみたちは破るために約束をし、背くために誓う。しかし、このわたしは約束を守る。
（「アメリカン・ゴッズ 下」）
#010067
問題は、実際にどうかということじゃない。人々がどう思っているかだ。
（「アメリカン・ゴッズ 下」）
#010068
人々の争いの種は、必ず想像上のものだ。
（「アメリカン・ゴッズ 下」）
#010069
終わらせる用意ができてないことは、始めないほうがいい。
（「アメリカン・ゴッズ 下」）