辻占リスト #002310~#002319



#002310
牽制球というのはいつでも出し抜けだし、また、そうでなければ意味がない。
(「チーム・バチスタの栄光(上)」)


#002311
事情を把握したからといって、事態が好転したわけではない。ハイリスク・ロウリターンのてんこもり。こんな依頼、無理難題などという生やさしい表現ではとてもじゃないが追いつかない。
こういうのを、貧乏くじ、と言うのだ。
(「チーム・バチスタの栄光(上)」)


#002312
夢はかなう。ただし、半分だけ。
(「チーム・バチスタの栄光(上)」)


#002313
これでは“天網恢恢疎にしてダダ漏れ”ではないか。
(「チーム・バチスタの栄光(上)」)


#002314
それにしても、論理一辺倒のヤツと話をすると、どうしてこんなにむかつくのだろう。
(「チーム・バチスタの栄光(上)」)


#002315
実力があるヤツはイヤなヤツと相場は決まっているが、イヤなヤツに実力があるとは限らない。
(「チーム・バチスタの栄光(上)」)


#002316
立派で、陽気な言葉だ、「苦労」というのは。
(「フェッセンデンの宇宙(奇想コレクション)」)


#002317
でも、立ちあがって、自分の知っている人たち、自分を好いてくれる人たちに向かって、どうしてそんなことがいえるだろう?そんな審判を下せる自分は、いったい何様だというのだ?ひょっとしたら、ぼくがまちがっているかもしれない。
(「フェッセンデンの宇宙(奇想コレクション)」)


#002318
自分にとってもなにかが終わったような気がした。若いということが終わったような気がした。年寄りになった気はしなかった。しかし、若い気もしなかった。この先若い気がするとも思えなかった。二度と若い気はしないだろう。
(「フェッセンデンの宇宙(奇想コレクション)」)


#002319
荒々しくも楽しげに飛びまわった短い生涯の果てに、満ち足りた思いで落ちていくことは、安らぎにほかならないのである。
(「フェッセンデンの宇宙(奇想コレクション)」)