#002550
もういいのよ。
お疲れさま。
#002551
ぼくらは何をなくして、何を護ったんだろう。
#002552
幸福な恋人は不幸な恋人とほとんど同じくらい退屈なものである。
（「エトルリヤの壷―他5篇 (岩波文庫 赤 534-1)」）
#002553
批評家は言うかもしれない。大変な証拠物件だ！わずかそれぐらいのことで自分の女を疑うとは！批評家先生、あなたは恋をしたことがありますか？
（「エトルリヤの壷―他5篇 (岩波文庫 赤 534-1)」）
#002554
「私は、おまえはいつか化けると思っていた」
「……俺もだよ」
「それを自分で言ったらおしまいだ」
（「地球保護区 (ハヤカワ文庫JA)」）
#002555
「それは妥協じゃないんですか」
「妥協だとも。でも、意地を張ってなにも進まずに破滅するより、妥協して次の案を模索する方がマシだと考える連中もいるってわけだ」
（「地球保護区 (ハヤカワ文庫JA)」）
#002556
地球に人類は必要ない。必要ないどころか、害悪だ。悲しいことに。
（「地球保護区 (ハヤカワ文庫JA)」）
#002557
理屈の言葉は納得されるだけで、感銘は得られない。直感と勢いが相手を揺り動かす。
（「地球保護区 (ハヤカワ文庫JA)」）
#002558
謝ればなんでも水に流せると思ってないか。それでおしまいって。
（「地球保護区 (ハヤカワ文庫JA)」）
#002559
捨てましょう、今すぐすかさず、間髪をいれずに。
（「地球保護区 (ハヤカワ文庫JA)」）