#002560
ガキは大人しく泣いてりゃいいんだよ、そうすりゃあ誰かが助けてくれるさ。
（「地球保護区 (ハヤカワ文庫JA)」）
#002561
一生の目的が終わっちゃったあとは、こんなもんだ。終わっても人生は続くのさ。
（「地球保護区 (ハヤカワ文庫JA)」）
#002562
「自分のしたい仕事」ではない。「仕事をしていたい」のだ。
（「地球保護区 (ハヤカワ文庫JA)」）
#002563
ぼくはもう、人の為になることしかしないと決めた。
（「地球保護区 (ハヤカワ文庫JA)」）
#002564
人間はそこまで愚かではないと信じたいが、楽観は危険だ。
（「地球保護区 (ハヤカワ文庫JA)」）
#002565
私たちは知識を伝えることができる。私たちは人の失敗を知ることで、自分が傷つくことなく痛みを知ることができるんだよ……知ることを怠るな。
（「地球保護区 (ハヤカワ文庫JA)」）
#002566
生きていくために、自分たちにおもねる物語を語らねばならないんだよ。何日も、何年も、何十年過ぎても。他にどうしようがある。横になって、あらゆることの果てしない絶望のために死ねばいいのか。
#002567
生きているかぎり、変わらないものは何もありませんよ。
#002568
こうして彼女の顔を何時間も見つめていて楽しいのは、二度と同じものは見られない入り日を、いくら眺めてもつきせぬ喜びがあるのと同じではないだろうか。
#002569
世の常として、誰でも自分の状況は特別だと思いたがるものなんだ。