#002690
我々はこの気の違った宇宙に対してあまりにも真摯に対応しすぎた。
（「ぼくの、マシン ゼロ年代日本ＳＦベスト集成＜Ｓ＞ (創元ＳＦ文庫)」）
#002691
あなたは、あなた自身が感じているほど、特殊な人間では決してない。
（「ぼくの、マシン ゼロ年代日本ＳＦベスト集成＜Ｓ＞ (創元ＳＦ文庫)」）
#002692
――そして戦士たちは、真の戦いを開始する。〈世界〉に向けて。
（「ぼくの、マシン ゼロ年代日本ＳＦベスト集成＜Ｓ＞ (創元ＳＦ文庫)」）
#002693
人間には、ときとして真実よりも虚構のほうが必要なときがある。
#002694
なまじ不幸に立ち向かう力を持っているがゆえに、母は人生のゲームから降りられない。
#002695
自分の頭で考える手間が省けた。
#002696
「後悔は？」
「していない。いまさら、することでもないだろう」
「そうか。まあ、いまになって後悔されても、おれも困るんだけどな」
#002697
人間の悩みの大半は、脳内の化学物質の量を変えてやるだけで解消する。
#002698
もし明日、彼が失われたとしたら、私はまた、彼の記憶を失ってしまうのだろうか？そうだとしても今はただ、ここにいる彼を精一杯愛し続けるしかなかった。
#002699
この世界に誕生して何かを好きになどならなければ、「死」による別れに怯えることもなかった。