#000090
どんな……どんな人間だって、どれほど愛され、どれほど資質に恵まれ、どれほど特別な人間だって、いつかは死ぬんです
(「星の葬送」)
#000091
もう、決してお逃げになりますな。それは何ひとつ、よい結果を生みだしはしません。
(「星の葬送」)
#000092
お前の悲しみがどれほど深く、魂の底の底まで食い込んでいるものかは、この俺がよくわかっている。たまには、ひとりきりのときでもよいから、それを解放してやれ――でないと、もたんぞ。
(「星の葬送」)
#000093
……どれほど重大な、どれほど大きな存在が亡くなっても、世界はやはり明日も続いてゆくのでしょう。
(「星の葬送」)
#000094
すべてこの世におこることにいいも悪いもない。すべてはそれを受け取る側の気のもちようにすぎん
(「星の葬送」)
#000095
ほかにやるべきことがあるんじゃないかい?
#000096
わしが何者かだって?誰にもわからん。女が何者かだって?誰にも答えられん。力を持った女って?女の力って何?そんなことは誰にもわからん。木々の根より深く、島々の根よりも深く、天地創造より古く、月よりも歳がいってるんだでな。闇にものをきくやつがどこにいる?闇にその名をきくやつがどこにいる?
#000097
生きるってのはやるべき仕事があって、それができることだってのもわかってるつもり。それは喜びだし、誇りだもの。それがなかったら、なんにもないもの。もし仕事が出来なかったら、とりあげられたりしたら、どうなる?やっぱり、なんかなくちゃ……。
#000098
ききたくもないのに人の言うことをきくなんて、そんな従順はどこかおかしいよ。
#000099
武器や女が人を男にするんじゃない。魔法や、どんな力でもない。本人よ。その人自身よ。