辻占 #006004

#006004
生身の人間なのだから、驚きという感情を殺すことはできない。ならば、どうすればいかなるときでも驚かずにいられるか。
答えは簡単。驚きが平常心であればよろしい。生きていれば、いつ何があってもおかしくないと思っておればよろしい。だからハッとしても、それはあくまでも生理的な反応であって、驚きとは違うのだ。
(「ソロモンの偽証: 第III部 法廷 上巻 (新潮文庫)」)